士業のブランディング|note記事を公開しました

こちらの記事は私のnote「士業のブランディング|中小企業診断士としてのサービス価値を言語化してみた」から引用しています。
士業の中でも法律上の「独占業務」がない中小企業診断士。
なんでもできる反面、
「自分は何ができるのか」
「どうやったらお客様に選んでもらえるか」
を考え抜いて、相手に伝えるのがとても難しいと感じています。
伝え方を深く考えるきっかけになったのは、最近読んだ「美しいブランドのつくりかた」という本。ブランディング会社・柴田陽子事務所さんのブランディグメソッドを解説したものです。

美しいブランドのつくりかた 400件の実績から編み出した「シバジム」式コンセプトの作法
お客様にとっての存在意義の検討から始まり、それを取り巻くタッチポイントの細部に至るまで、徹底したブランドづくりを行う「シバジム」メソッド。
これを士業に当てはめれば、自分の価値がもっと明確になって、伝わりやすくなると感じました。
この記事では、ブックレビューを交えながら「中小企業診断士として自分のサービス価値をどう言語化するか」を整理してみました。
士業の自己アピールでやりがちなミス
士業やフリーランスが名刺や自己紹介カードを作る際、ついやってしまうのが
「自分は〇〇できます」
というアピールから入る構成。
・自分はこんな経歴で、〇〇ができる
・他の企業・人とは〇〇が違う
・だから、こんな商品・サービスはいかがですか?
これに対してシバジムさんは、「WHY(信念・目的・理由)」→「HOW(手段・理論)」→「WHAT(商品・行動)」の順に伝えることで、ユーザーの共感を得られやすくなるとしています。
・自社(自分)は〇〇を実現したいと思って活動している
・〇〇の方法でこの課題に取り組んできた
・その結果、こんな商品・サービスが出来上がったのでいかがですか?
ブランドのコンセプト作りも「WHY」から始めて、自社(自分)の存在意義、お客様に提供できる価値を徹底的に考え込むやり方です。
最近、自己紹介カードの内容に悩んでいた私には、この過程が足りなかったのかと痛感しました。
ターゲットを言語化すると、コンセプトが見えてくる
商品を売るにはターゲット設定が重要と言われますが、シバジムさんでは「イメージターゲット」と「リアルターゲット」の2種類のターゲットを設定するのが特徴的です。
「イメージターゲット」はいわゆるペルソナのことで、ターゲットから憧れられる存在。「リアルターゲット」は、実際の購買者やサービス利用者の大多数です。
私は自分が提供する経営企画支援サービスに当てはめて、こんなターゲットを想像しました。
イメージターゲット…自分の意図を理解する右腕に経営企画を任せて、重要な判断に集中できている中堅企業の経営者。
リアルターゲット…なんでも自分で企画して動いてしまう、従業員20名以下の中小企業経営者。
ここから、イメージターゲットに刺さるかどうかを基準に、コンセプトやタッチポイント(ブランドや商品・サービスに触れる機会や接点)を考えていきます。
タッチポイントでの体験を想像しながら具体的なストーリーにすることで、自ずとブランドのコンセプトが見えてきます。
ブランドのタッチポイントに強弱をつける
士業サービスの場合、以下のようなタッチポイントがあると思います。
・HP
・名刺、自己紹介カード
・問い合わせ対応
・初回面談
・ヒアリング姿勢
・進行プロセス
・納品物
・アフターフォロー
・口コミ・実績
・note/SNS

シバジムメソッドで印象的だったのは、「タッチポイントに強弱をつける」ことでした。
強弱の判断をする視点も紹介されています。
1. 定義したターゲットにとって、選ぶ際に最もポイントになりそうなものは何か
2. 競合と比較して、勝てる強みは何か
3. 限られた予算と人員の中で、どこに力点を置けば選ばれやすいか
柴田陽子事務所「美しいブランドのつくりかた」より引用
私の場合、中小企業診断士以外に資格や肩書はない。経営企画支援の優れた専門性や大きな実績があるわけでもない。
それでも、これまでリピートいただいたお客さんの反応から、自分の強みは
「すぐに正解を出すのではなく、考えやすい状態をつくること」
「論点・選択肢・優先順位を整理して、現場が動けるようにすること」
だと思っています。
だからこそ、タッチポイントの中でも「初回面談」「ヒアリング姿勢」「進行プロセス」に力を入れることで、成約率や満足度を上げられるのではないかと整理することができました。
アウトプットして見えてきた自分の強み
現段階で考えているブランドコンセプトの「種」はこちら。
◾️ WHY(信念・存在意義)
経営者が自分で全部やらなくても、会社が前に進める状態をつくりたい。
◾️ HOW(方法・考え方)
経営者の頭の中にある意図やアイデアを言語化し、論点・選択肢・優先順位として整理・翻訳する。
最終判断は経営者に残したまま、社員が動ける形に橋渡しをする。
◾️ WHAT(サービス)
・経営企画支援
・事業・施策の棚卸し
・ToDo・会議・資料の再設計
・社員が判断できる仕組みづくり
ブックレビューでアウトプットすることで、自分の強みが見えてきた気がします。
ここからストーリーやブランドメッセージを丁寧に組み立てて、自分のブランドを作り、育てていきたいと思います。
ブランディングについてはまた発信したいと思いますので、ぜひフォローして見守っていてください。

