士業はなぜ「自己紹介シート」を作らないのか?|note記事を更新しました

※この記事はnoteから引用しています。


中小企業診断士の資格を取ると、よく言われることがあります。

「差別化のために、自分の棚卸しをしよう」
「自分の商品・メニューを作ろう」

…でも、それって具体的にどうやればいいんでしょうか。

ふと思ったのが、HPがない士業は、名刺以外のプロフィールやメニュー表がないことです。

保険や不動産の営業担当は「自己紹介シート」を持っているのに、士業でそれを持っている人はほとんど見たことがない。

デザイナーやエンジニアはポートフォリオを作るのに、士業には “自分を説明する資料” がない。

…だったら、自分で作ってみよう。

そう思ってCanvaで「士業の自己紹介シート(=ポートフォリオ)」のテンプレートを作ってみました。

この記事では、

  • なぜ士業に自己紹介シートが必要なのか
  • 実際に作ってみてどうだったか
  • テンプレートがあると何が変わるのか

をまとめています。

士業の方を中心に、自身の営業・マーケティングに迷っている方の参考になればうれしいです。

Contents

なぜ士業に自己紹介シートが必要なのか

士業、特に中小企業診断士の仕事は「何をしている人なのか」が一目で伝わりにくいサービスです。

それなのに、多くの場合は名刺や口頭での説明だけで済ませてしまっています。

商工会などへの営業活動やビジネスでの交流の場では、自己紹介シートが1枚あるだけで「この人はこういう場面で頼める」という理解が一気に進みます。

さらにこのシートは、ホームページに掲載したり、メールの署名欄にURLを載せたり、セミナーや提案資料に使い回したりと、幅広く活用できます。

自己紹介シートは単なるプロフィールではなく、「紹介されやすくなる状態」を作るための、営業の土台となるものです。

私自身、もっと早く作ればよかった…と思っています。

まずは実物をご紹介

とはいえ、イメージが湧きにくいと思うので実際に私が作った自己紹介シートを公開します。

2パターンあります。どちらもCanvaで作成しました。

画像
自己紹介シートのサンプルその1
画像
自己紹介シートのサンプルその2

テンプレートがあると何が変わるのか

自己紹介シートを作って気づいたのは、単に「営業ツールができる」ことだけでなく、作る過程そのものに価値があるということでした。

テンプレートに沿って書いていくと、これまで曖昧だった自分の経験や強みを半ば強制的に整理することになります。

すると、その中で「何が足りないのか」「どこが強みとして今ひとつなのか」といった点も自然と見えてきます。

そして、人に伝える前提で言葉を選ぶことで、自分の強みや提供価値がはじめて言語化されます

つまり、自己紹介シートは自分の価値を整理し、言語化するための “自己分析ツール” でもあるということです。

自己紹介シートを作るときに意識したこと

ここからは実際のデザインに沿って、私が自己紹介シートを作るときに意識したことを書きます。

①一目で何者かがわかるようにした

自己紹介シートは、最初の数秒で「この人は何をしている人か」が伝わらないと意味がありません。
そこで、キャッチコピーを入れて、自分の提供価値が一言で分かるようにしました。

例えば、自走する組織にするための仕組み化を得意とするなら、

社長が全部やらなくても、
会社が前に進み出す。

アイデアの言語化、現場への落とし込みが得意なら、

経営者と現場をつなぐ、
思考の交通整理人

といった具合です。

また、顔写真を入れることで人となりが伝わるようにしました。
さらに「中小企業診断士」だけでなく、自分の業務内容や強みが伝わる肩書きも併記しています。

経営企画コンサルタント
中小企業診断士
横田 久子(よこた ひさこ)

資格名だけでは伝わりにくい部分を補う意図です。

画像
キャッチコピーの下に、「支援スタイル」の説明を追加した例
画像
キャッチコピー・肩書きの下に、「自分が目指す姿」を追加した例

②強みと業務内容に一貫性を持たせた

「あれもこれもできます」と書くことは簡単ですが、それでは結局何が強みなのかが伝わりません。

そこで、キャッチコピーとつながりのある業務内容に絞り、全体として一貫したストーリーになるように意識しました。

【強み・専門分野】
①経営企画・推進支援
②Web活用・運用支援
③補助金・事業計画支援

また、業務内容に合わせてできるだけ具体的な実績を入れることで、説得力が増すようにしています。

【主な実績】
・卸売業・サービス業などの経営企画・業務改善支援
・HP制作や営業資料の設計を通じた情報発信・ブランディング支援
・ものづくり補助金、Go-Tech事業、経営革新計画などの申請・実行支援(補助金採択率100%)

画像
専門分野と実績をリンクさせて記載した例
画像
アイコンを使って業務内容を視覚的にイメージできるようにした例

③書きすぎない(削る勇気を持つ)

情報は多ければ良いわけではなく、むしろ多すぎると伝わりにくくなります。

専門分野、それに基づくセミナーテーマ、趣味・特技はそれぞれ3つに絞り、シンプルに見せることを意識しました。

【セミナーテーマ例】
・補助金申請に役立つ!自社分析・環境分析のいろは
・AIツールを使った「お問合せにつなげる」販促資料のつくり方
・事業計画を「作って終わり」にしないための設計講座

【趣味】
・歌うこと(ピアノ歴10年)
・料理(海外生活で鍛えたホームパーティーメニューが得意)
・グラフィックデザイン(チラシも名刺も自分で作ります)

ただし削るだけでなく、その中で「この人らしさ」が伝わるように内容は慎重に選んだつもりです。シンプルでも印象に残ることを意識しました。

画像
経歴、セミナーテーマ、趣味・特技もリンクすることを意識

テンプレートのご案内

画像
2種類のテンプレート

実際に私が使用している「士業向け自己紹介シート(Canvaテンプレート)」は、文末のURLからご利用いただけます。
(この部分だけ有料です)。

そのまま使ってもOK、ご自身の内容に合わせてアレンジしてもOKです。
画像やPDFとしてダウンロードしたり、そのまま印刷会社に発注することもできます。

士業の方を中心に、お役に立てればうれしいです。

この記事が役に立ったと思ったら、「スキ」をいただけるとうれしいです。

購入していただけたら、もっとうれしいです!

ここまで読んでくださりありがとうございました。

※テンプレートURLはnoteの有料記事の最後に紹介しています。


私のnoteでは、
中小企業診断士として
中小企業向けお役立ち情報・
診断士活動・コンサルのリアル
を発信しています。
興味のある方は以下のバナーから
ご覧ください。

Contents